生きていると、誰かに頼りたい気持ちになることありますよね。でも、「自立しなきゃ」って頑張りすぎて、かえって苦しくなってしまう人もいるかもしれません。今日は、ちょっと変わった視点から「自立」について考えてみましょう。それは「自立するためにあえて依存先を見つける」という逆説的な考え方です
1. なぜ「頼る」ことが自立への第一歩になるのか
私たちは、生まれたときから誰かの助けなしには生きていけません。成長するにつれて、自分でできることが増えていきますが、完全に一人で生きていくことは難しいものです。
ここで大切なのは、「依存」と「自立」を二律背反のものとして捉えないこと。むしろ、健全な依存は、自分を支える土台となり、自信を持って自立するためのエネルギーになるのです。
たとえば、 不安や焦りを感じたときに安心して話せる相手がいることは、心の安定につながります。自分の弱さを受け止め、共有できる関係性があることで、「自分は一人じゃない」という感覚が生まれ、困難に立ち向かう勇気が湧いてくるでしょう。
これは、安心して頼れる場所や人の存在は、相手の存在を認め、温かく包み込むような心の触れ合いのこと。誰かに受容される経験は、自己肯定感を高め、精神的な自立を促します。
2. 「自立」とは誰かに頼りながら自分らしく生きること
では、ここで改めて「自立」とは何でしょうか?
それは、経済的に自律することだけではありません。
本当の自立とは、
- 自分の考えや感情を大切にし、自分で人生の重要な判断を下せること
- 困難に直面したときに、適切なサポートを求め、乗り越える力を持つこと
- 他者との健全な関係性を築き、お互いを尊重し合えること
つまり、自立とは「誰にも頼らない」ことではなく、「誰かに頼りながらも、自分らしく生きる」ことなのです。
3. 共依存からの脱却のために健全な「頼り方」
ここで注意したいのが、「共依存」という関係性です。共依存とは、相手を必要としすぎるあまり、健全な境界線が引けなくなり、お互いの自立を阻害してしまう状態を指します。
共依存に陥りやすい人は、
- 相手の承認を得るために尽くしすぎてしまう
- 相手の問題を自分の問題として抱え込んでしまう
- 自分らしさを表現出来なかったり、自分の願望を後回しにしてしまう
といった特徴が見られます。
健全な「頼る」とは、共依存とは対極にあります。それは、お互いを尊重し、自立した 仲間やパートナーとして支え合う関係性です。自分のを大切にしながら、必要な時に助けを求め、また相手を支えることができる。そのような相互的な関係性が、真の自立を育むのです。
4. ハラスメントで傷ついたあなたへ安心して頼れる場所を
もし、今ハラスメントで深く傷つき、誰にも相談できずに苦しんでいるなら、どうか一人で抱え込まないでくださいね。
まず、ハラスメント加害者と、精神・物理的に境界線を引き、心身の回復に努めること。ひどいケースでは、ご自身の心身を守るために、環境のリセットを急がなければならない場合もあります。
次に、ハラスメントで傷つけられた自信を取り戻すために、成功体験【今すぐ取り組める、小さな目標】行動習慣を身につけること。日常生活の中でポジティブな自己対話をすることによって、自己肯定感を高めるなど。
そしてハラスメントで受けた心の傷は、信頼できる家族や友人に話すことで軽くなることもあります。もし身近に相談相手がいらっしゃらない場合や、専門家のサポートが必要な場合は、私のお試しカウンセリングを利用してみてください。
私のカウンセリングは――
🔸オンライン形式であなたの『こころ』に寄り添います。
🔸カウンセリングでは、お一人お一人に合わせて適切なペースで、お悩みに対するサポートをさせていだだきます。その中で「一人じゃない」という安心感を得て頂きたいと願っています。
🔸秘密厳守でお話を聞かせていただきます。
🔸お悩みの本質にアプローチして解決策をご提案します。
🔸『思考や感情を観察し、理解するプロセス』によって、潜在意識をコントロールすることに取り組みます。
🔸心理学の視点から、過去のトラウマ や 現在の悩み、そして未来への不安などの解決に向けて、具体的な行動計画をクライアントさんと一緒に考えます。相談内容に合った心理ワークやセラピーのご提供致します。
つらいときに安心して頼れる場所や人の存在は、私たちに心の 安心をもたらし、自分自身と向き合う力を与えてくれます。
健全な依存は、共依存とは異なり、お互いの自立を尊重し、支え合う関係性です。
自分を守り、成長するための大切な一歩を踏み出すために――勇気を出して、安心して頼れる場所を見つけてください。そこから、きっと自分らしい生き方が見えてくるはずです。
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